バイオリン本体の各部名称
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■本体:ペグとテールピース(チューニングアジャスター含) |
調弦(チューニング)の要、ペグやテールピースの状態について、本体をチューニングして確認致します。
ペグの状態は同一機種でも個体差がございますので、当店基準で良しと判断させて頂いた物を出荷致しております。
お好みの状態でなくても、ある程度の堅さについてはその機種の特徴としてご了承ください。
テールピースの状態に関しましては、弦に張力がかかるとテールピースに装着されているチューニングアジャスターのネジが回しにくくなったりする場合がございますのでチューニングを行って確認致します。状態の善し悪しを判断し必要であれば、良好なパーツへ交換致しております。 |
■本体:ナットと駒 |
ナットや駒の高さは、それぞれに手作業で調整されておりますので、メーカー側の検品担当者の基準で判断されるため状態がまちまちです。
安価なバイオリンほど、手を入れられていない状態のものが多いのですが、当店では試奏検品で弾きにくい場合は、ナットや駒の高さを調整させて頂いております。
特に中国生産のバイオリンは全体的に高めになっておりますので、当店基準で良品範囲に高さを調整致しております。
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■本体:弦 |
弦の状態はまちまちです。ドミナントやピラストロなど一般的に中級以上のグレードの弦が張られている場合は、滅多に状態の悪い弦はございませんが、弦の状態については、チューニングを行い実際に弾いてみなければ確認することが出来ません。
響きが悪いなどのぼん線や小さなキズがついていて変な倍音が響いているなど状態は様々です。
当店で試奏検品時に明らかに通常の状態ではないと判断した場合は、新たな弦に張り替えております。 |
■本体:ボディの仕上げや顎当てなど |
ボディ全体の仕上げや顎当てなどの状態について、目視で確認致しております。
中国製やヨーロッパ製のバイオリンは国産の物よりも仕上げが粗くキズもございます。特に安価な中国製バイオリンは、小傷や塗装の仕上げについてはある程度目をつむって頂きたいところですが、鈴木バイオリンや少しお値段の高いヨーロッパ製のバイオリンなどは目立つキズがあるというのは正常な状態ではございませんので入念に確認させていただきます。
特に安価な中国製バイオリンは、顎当てがロットにより異なります。本体に合っているか否かなど確認させて頂き必要であれば調整や交換を致しております。
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弓の各部名称
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当店では、お値段に関係なく付属の弓に(毛に)松ヤニを塗り試奏させて頂き、毛やスティックの状態を確認致しております。
※弓は松ヤニを塗らなければ試奏することが出来ません。もし、未使用新品状態でお届けがご希望の場合は、ご注文時に必ずご指示下さい。
ただし、未使用状態でお届けする場合は、目視のみの検品となります。
予めご了承下さい。 |
■弓:スティック&毛やネジ |
特に5万円以下のセットに組まれている弓に関しましては、スティックや毛の状態がまちまちです。
松ヤニが毛に付着しにくい状態であったり、スティックが極端に腰の弱い状態であったりという事もございますので、必ず確認が必要です。
ネジの状態も毛の張り具合に影響がございますので、スティック-毛-ネジの取付のバランスなど確認させて頂きます。
全体の状態は、毛に松ヤニを塗り実際に弾いて試奏検品いたしております。
当店基準で、良品でないと判断した弓は、調整可能な範囲では調整を行い、調整不可能な場合には状態の良い弓に代替えして出荷させて頂きます。 |
■弓:仕上げ |
ラッピングやチップ、ヘッドまたフロッグの状態など目視で確認させて頂きます。
中国製の安価なバイオリンに関しましては、小傷があったり塗装ムラがございますが、その点はある程度目をつむって頂きたいところがございます。
予めご了承下さい。 |